まぬるの塩梅

ミニマリストの豊かな食卓

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銅の卵焼き器を使いこなす(1)

銅の卵焼き器使ってますか?
銅の卵焼き器あこがれますよね。


築地の卵焼き屋さんが手際よく卵焼きを焼いてる映像、見たことありますか?
あのプロが使っているのが銅の卵焼き器です。


私もついに買いました。
銅の卵焼き器(錫なし)!

 


使うのにコツが必要ということで、使いこなせるか不安で、買う前に使い方をたくさん調べました。


実際に使ってみての試行錯誤を書いていきます。


銅の卵焼き器を買おうか悩んでる方、使いこなせなくて悩んでる方、読んでみて参考にしてください。

 


飯田屋の純銅製玉子焼器を買った


私が買ったのは、かっぱ橋にある料理道具専門店「飯田屋」さんオリジナルの卵焼き器
純銅製玉子焼器13.5cmです。

【究極のふわふわ玉子焼き器】純銅製玉子焼器13.5cm(大)長方形型(卵3~4個サイズ) | 飯田屋


オンラインストアもあり、通販で購入しました。
実店舗には行ったことがありませんが、料理道具への愛が溢れていて素敵です。


コロナの影響で実店舗は現在休業中、5月6日までオンラインストアのみの営業だそうです。

飯田屋の店舗は新型コロナウィルス感染拡大防止のため4月1日〜30日まで休業いたします - 飯田屋 | 浅草かっぱ橋道具街の超料理道具専門店

上記は飯田屋社長さんのブログですが、従業員とお客さんを守るために休業を決断する…かっこいいです…!応援したくなるし、そんな経営者の下で働きたいです。

 


飯田屋オリジナルの純銅製玉子焼器はプロ向けのため

  • 本体
  • 木製の持ち手
  • クギ


3つがバラバラの状態で届きます。


キリで持ち手に穴を開けて、ハンマーでクギを打ち込んで固定してね。と入っていた紙に書いてありました。


バラバラの状態で届くとは思わず焦りました。家にはキリもハンマーもありませんから。


ホームセンターで買うしかない!と言っていたら夫がペンチを使ってクギを押し込んで固定してくれました。
物が増えずに済みました。

 


純銅製にした理由


銅の卵焼き器は大きくわけて2種類あります。

  • 錫引きあり
  • 錫引きなし


錫引きありがスタンダードで、市販品のほとんどが錫引きされています。


錫の融点は231.9°C
空焚きすると錫が溶け出します。


私が愛用しているガスコンロバーモの温度センサーは250°Cで反応します。
鍋やフライパンが250°Cになると勝手に火力を弱めてくれるのですが、鉄フライパンを使っていると毎回反応します。


ということは231.9°Cなんてすぐに超えてしまいます。


せっかくテフロンじゃない卵焼き器を買うのに、錫塗装が剥がれないかビクビクしながら使うなんて嫌じゃないですか。


焦げ付いた時はごしごし擦りたいし。
(銅自体も柔らかい金属なので、優しく擦らないと傷がつきます)


錫の貼り直しもできるそうですが、メンテナンスの楽さを考えるとなるべくシンプルなものにしたいです。


いろいろ調べてみましたが、錫引きありのメリットがよくわからず、錫引きなし純銅製の卵焼き器にしました。

 


12日間使ってみて


念願の銅の卵焼き器を手に入れて嬉しくてほぼ毎日使っています。


買う前に手入れの仕方を調べていたので、入念に油ならしをしてから卵焼きを焼いてみました。


油が馴染むまでは水分を入れない卵焼きの方がいいらしいので、出汁巻きではなく普通の卵焼き。


予熱して卵液を入れるとジュワーーといい音。


しばらくするとつるつるーーーん
と卵が勝手に剥がれてきました。


こびりつくことなくペラペラと剥がれて、綺麗にくるくると巻けました!!


焦げ目もなく綺麗な黄色。
初日なのに何この出来栄え!
銅の卵焼き器難しいと思ってたけど楽勝じゃーーん


…と思っていたのですが翌日から不穏な空気が、、、


2日目から焦げ目がつくようになりました。


そして12日目の写真がこちら↓


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めっちゃくっつくーーーー


4日目くらいに調子に乗って出汁巻きを作ってみたらめっちゃくっつき、意地になって出汁巻きを作り続けていますが思いっきりくっつきます笑

 

剥がれない、巻けません!

 

油を多めにしたり、野菜くずを炒めてみたり、試行錯誤してるのですが全然うまくいかないですね。


ということで銅の卵焼き器の扱いは難しいです!
でも初日の使い心地はすごかったんです。
ペラペラ〜くるくる〜ふわふわ〜ですよ。


あの感動をもう一度、銅の卵焼き器を使いこなせるようになりたい!ので引き続き試行錯誤していきます。

 

記事を書いていて気づきましたが、焼いてる最中ガスコンロバーモが反応していました。

ということは250°C超えているわけで火力が強すぎるのかもしれません。錫引きが主流ということは231.9°C以下で使うことを想定していますよね。


とりあえず明日は初心に返って、初日と同じ丁寧な油ならしをやってみます。

そして出汁巻きはしばらく封印、油慣れするまでは水分を入れない卵焼きを作り続けようと思います。