Vamo.(バーモ)はミニマリストにぴったりなガスコンロ
我が家のガスコンロはVamo.(バーモ)です。
物件にガスコンロが備え付けられていないので、引っ越しの時にガスコンロを買わねばなりませんでした。ネットでリサーチして、一目惚れしたのがバーモです。
業務用のような無骨な見た目、火力の強さ、魚焼きグリルも付いていないシンプルな機能が特徴で、ネット限定で販売されています。
現在使い始めて9か月経ちました。毎日の料理で使っています。日々愛着を深め、買って後悔したことは一度もありません。
Vamo.(バーモ)の詳しいスペックについては公式HPを見てください。こんな暮らしがしたいなあと思わせられるHPです。
ここでは私が使ってみて感じた、バーモの魅力をお伝えします。
フラットで掃除しやすい
バーモはとにもかくにも掃除がしやすいです。
見てくださいこの無駄を削り落としたフォルム。フラットで魚焼きグリルもなく、ボタンも少ないので汚れが溜まりにくく、汚れても落としやすいです。
五徳類はここまで外せます。パーツが少なくてシンプル。
五徳を外すとフラットです。五徳の下が凹んでいるガスコンロが多いですが、凹凸があると掃除がしにくいですよね。
吹きこぼれ受けが無いので、吹きこぼれるとフラットな面に流れますが、フラットゆえにササっと拭き取ればきれいになります。
盛大に吹きこぼしたときは、こぼれた液が五徳の下の穴から流れ落ちます。流れ落ちて本体下の汚れ受けに行くようになっています。
汚れてますね笑 数か月ぶりに汚れ受けを出しましたがいつこぼしたのか…引き出して洗います。
吹きこぼすとバーモの中が汚れそうで嫌なので、料理するときは吹きこぼさないように注意しています。気を付けていれば数か月放置しても汚れはこの写真程度です。
毎日の掃除にパストリーゼ
毎日のお掃除は、料理後に五徳を外してアルコールスプレーとふきんでサッと拭くだけです。毎日料理後に拭いていますが、汚れが入り込む場所がないのですぐに拭き終わり、毎日やっても苦になりません。
飛んだばかりの油汚れは、薬剤を使わなくてもアルコールで拭くだけで簡単に落ちます。ヌルヌルが残ることなくスッキリきれいになります。二度拭きがいらないし、食品にかかっても安心、すぐに乾くのもいいところです。
アルコールはドーバー酒造のパストリーゼを愛用しています。現在コロナによる需要増で価格が高騰しています。我が家の在庫も少なくなってピンチです
後ろのすき間はカバーで隠す
バーモの後ろにはアルミのカバーを付けています。カバーを外すとこんな感じ。ガスの元栓があり、大きなすき間が開いてしまいます。このままだと料理をするたびに油や野菜のかけらがすき間に飛んでいき、掃除しにくくて非常にストレスです。
元栓がバーモより高い位置にあるため、フラットでおしゃれなカバーは付けられず、やっと見つけたのがこのアルミのカバーです。磁石で簡単に取り付けられます。微妙に長さが足りないのですが、気を付けていれば後ろのすき間に汚れが飛ぶのをしっかり防いでくれます。見た目は安っぽくていまいちですけどね。
料理後にバーモと一緒にカバーも拭いています。使い捨てを想定した商品だと思いますが、毎日優しく掃除しているので汚くならず、気が付けば1枚を8か月以上使い続けています。
ガスホースは市販品で大丈夫
バーモにはガスの元栓とつなぐガスホースが付属していません。ネット限定販売のバーモですがガスホースは市販品で大丈夫です。我が家はプロパンガスなので、家電量販店で買ったプロパンガス用ガスホースを取り付けました。ホースは都市ガス用・プロパンガス用で違うので、購入する際は間違えないように気を付けてください。
バーモ自体も、都市ガス用かプロパンガス用か決まっています。我が家のバーモはプロパンガス用なので、引っ越し先が都市ガスだとしたら使えません。でもリンナイに修理に出せばガス種を変更してもらえます。修理には期間もお金もかかりますが、大事なバーモですので今後引っ越すことがあっても修理して使い続けたいと思っています。
魚焼きグリル無し
バーモには魚焼きグリルがありません。私がガスコンロを選ぶときにもっとも重視したのが、【魚焼きグリル無し】ということです。
魚焼きグリルには排気口が付きもので、排気口に油や米つぶや野菜が入り込みます。非常に掃除しづらく、考えだけでストレスです。
魚焼きグリル内部もどうやったらきれいに掃除できるんでしょうか?受け皿と網以外洗えませんよね。作りが複雑で汚れが残り続けるのがすごく嫌です。
直火で魚を焼けるのは魅力的ですが、きれいをキープすることとお手入れの楽さを重要視して、あえてシンプルな【魚焼きグリル無し】のバーモを選びました。
けむらん亭という選択肢
魚を焼くために導入したのが「けむらん亭」です。
実家がIHキッチンで、IHの魚焼きグリルで魚を焼くとおいしく焼けない上に、部屋中ににおいが充満するのが苦手でした。どうにかできないかと調べて知ったのがけむらん亭です。その名の通り魚を焼いても煙たくなりません。においはそこそこ出ますが、魚焼きグリルで焼いた時とは比較にならないぐらい少ないです。オートクリーンモードがあり、簡単な手入れで清潔に使えます。
料理研究家の有元葉子さんが魚を焼くのにけむらん亭を使っている、と知ったのも購入の後押しになりました。有本さんが使うなら、おいしく焼けるに決まっています。
バーモとけむらん亭を導入する上で、ネックになったのが値段と置き場所です。魚焼きグリル付きのガスコンロなら安いものだと15000円くらいで買えちゃいますし、置き場所もガスコンロ1台のスペースに収まります。バーモとけむらん亭を両方買うと結構なお値段…しかも2台分のスペースが必要です。それでも毎日のストレスが解消されるならと投資をしました。
結果、大満足で快適に料理ができています。けむらん亭で魚を焼くと皮がパリッと中はふっくらジューシーに焼き上がり、けむらん亭に入れるだけでごちそうになります。IHの時とは真逆の焼き上がりです。
バーモとけむらん亭はどちらもお手入れ簡単で清潔に使えます。「バーモ」と「けむらん亭」の組み合わせ、おすすめです。
見た目がかっこいい
我が家のコンロ周りです。アルミのカバーがダサいですが、バーモが厨房のようなかっこよさを出しています。家庭用ガスコンロってがちゃがちゃしてて所帯じみた感じが出るのが嫌だったんです。バーモはオールステンレスで洗練された機能美を醸し出していて、キッチンをシンプルにミニマルにしてくれます。ステンレスは傷が目立ちにくい加工がしてあり、9ヶ月使った今でも傷や汚れが気になりません。
バーモが素敵だから、大事にしたくてこまめに掃除してしまいます。使った後、油まみれになっているバーモをそのまま放置するなんてできません。
バーモに合わせて周りもミニマルに、何も置かない・掛けないようにしています。何もないと掃除がしやすくて、料理が終わったらバーモと一緒に壁も周りもサササッと拭いています。
バーモは幅598mm、高さ180mm、奥行448mmで、一般的なガスコンロ置き場にぴったりはまります。幅と高さが周りと合っているので一体感があり、隙間が小さくて野菜クズなどが入り込みにくいです。
ボタンや表示も必要最低限で実にシンプルです。目に入る情報が少なく、すっきりした印象のキッチンにしてくれます。
五徳が業務用みたいにどっしり
家電量販店で売っているようなガスコンロを見慣れている私にとって、バーモの五徳は衝撃的でした。業務用コンロの五徳みたいにどっしりしっかりしています。重い鍋を乗せても、力強くフライパンを振っても歪まない壊れない、すべてを受け止めてくれる安心感があります。
この五徳は重いです。でも気になるほどではありません。毎日五徳を外して掃除していますが、重いわあ、きついわあ、と思ったことはないですね。女性でも苦にならない程度の重さです。
五徳が広く、直径20cmの無水鍋を乗せてもこれだけの余裕があります。大きなフライパンでも五徳にしっかり乗るのでガタガタしません。私は持っていませんが、ストウブやル・クルーゼなど重たい鋳鉄の鍋でも安定して使えるでしょう。
左右両方で強火力を使える
ガスコンロを探していたとき、左右どちらを強火力バーナーにするか選ぶ必要があることを知りました。壁側を標準バーナー、壁が無い側を強火力バーナーにするのが一般的です。うっかり強火にしすぎて壁を焦がさないように、という配慮です。しかし今後引っ越した時、壁が逆側だったとしたら買い替えか修理が必要になります。そのままでも使えなくはないけれど、強火力が使えないのはストレスです。
ところがバーモは左右どちらも強火力が使えます。ネット限定販売で、料理に慣れている人をターゲットにしているからでしょう。どちらでも好きな火力が自在に使えるというのはストレスがありません。もちろん壁が焦げるほどの強火にはしませんが。
今後引っ越す可能性を考えても、買い替える必要が無いという安心感があります。気に入ったガスコンロを大事に長く使っていきたいです。
温度センサーで空焚き防止
一般的なガスコンロと同じように温度センサーもついています。底面温度が250℃になると反応し、"ピピッ”と鳴って勝手に弱火になります。鉄フライパンや鍋を洗った後に火にかけて乾かしていますが、火にかけたまま忘れてしまうことがあります。そんな時に"ピピッ”と鳴って教えてくれます。忘れたらダメなんですけどね。
鉄フライパンを調理前に予熱する時は、温度センサーが"ピピッ”と言ったらそろそろ予熱完了だな、と判断しています。弱火になってしばらくすると鉄フライパンから煙が出てくるので調理開始できます。
ただ、調理中も頻繁に反応するので鬱陶しいな、と思うこともあります。
高温炒めモードがある
温度センサーが見張っているバーモですが、勝手に弱火にされるのを阻止するボタンがあります。
これは温度センサーの作用で、つまみ全開なのに弱火になっている状態です。
ここで「高温炒め」のボタンを3秒長押しすると…
ボッと最大火力になり、一時的に290℃まで温度を上げることができます。この機能を使えば、野菜炒めやチャーハンなどを高火力で作ることができます。
ただ私は基本的に中火以下で料理することが多いので、この機能はほとんど使っていません笑 記事を書いていたら高温でチャーハンを作ってみたくなりました。男前なチャーハンを作れるようになりたいです。
逆にバーモは弱火も得意です。火力調整の幅が広くて、ごくごく弱火にしても立ち消えしません。焦がしたくないカレーなど、とろ火でじっくり煮込むことができます。
まとめ
- フラットで掃除しやすい
- 魚焼きグリルが無い
- 見た目がかっこいい
- 五徳が業務用みたいにどっしり
- 左右どちらも強火力
- 温度センサーで安心
- 高温炒めモードもある
以上が、9ヶ月使って感じたバーモの魅力です。
正直バーモは高いです。こんなにシンプルな機能なのに、なんでこんなに高いんだろうと思っていました。しかし使ってみて思うのは、オールステンレスの天板に鋳造の五徳、洗練された見た目、どこをとっても安っぽさが無いんです。機能が少なくても、このクオリティに仕上げるにはそれなりの金額が必要なんだと今は納得しています。
私はフルタイムで仕事をしていますが、コンロ周りは常にきれいな状態をキープできています。疲れて帰ってきてから作る夕飯でも、料理後に掃除しようと思えるのはササっと拭くだけできれいになってくれるバーモだからです。愛着があって大事にしたいからこそ、疲れていてもきれいにしようと行動できます。
料理は毎日のことですから、気分よく料理できる環境というのはすごく大事だと思うんです。片付けや掃除がしやすいこと、火力にストレスがないこと、そして何よりバーモのかっこよさが気分を上げて料理を作るモチベーションを高めてくれます。買う前の私は値段に躊躇していましたが、投資するだけの価値がバーモにはありました。買おうか悩んでいる方には、買って損はないと伝えたいです。そして魚焼きグリルが無くていいか悩んでいる方には、けむらん亭との組み合わせがいいよ!と伝えたいのです。
【銅の卵焼き器】でホットケーキを焼く
ホットケーキは銅で焼くとうまく焼けるという情報を見ました。
そういえばホットケーキで人気のお店は銅板で焼いてるって言いますよね。銅は熱伝導がいいから早く均一に温まってきれいに焼けるそうです。
私はいつも鉄のフライパンで焼いていますが、試しに銅の卵焼き器で焼いてみます。
薄力粉でホットケーキの生地を作りました。卵焼き器を中火にかけて予熱します。
温まったら油を薄く引き、濡れふきんの上にのせて温度を下げます。
再びコンロに乗せ、弱火にして生地を流し込みます。
火加減はごくごく弱火にしてみました。
気泡がぷつぷつ出てくるまで待って、ひっくり返します。
おお!きれいな焼き色!若干焼きすぎではありますが、均一に焼き色がついています。
裏面もしばらく焼いて…完成!
微妙…笑 表面を長く焼きすぎてひっくり返すのが遅かったのが敗因でしょう。
3枚焼きました。2枚目は早めにひっくり返したら裏面もきれいに焼けました。3枚目はボウルに残った生地をかき集めていたら焦げてしまい失敗。
ホットケーキを焼き終わった卵焼き器はこんな状態になってます。生地が乗ってたところ以外、空焚き状態でしたからね。お店の銅板も丸い跡がついてますよね。
銅の卵焼き器は錫引きされてるものが一般的ですが、ホットケーキを焼くと空焚き状態で錫が溶け出してしまいそうです。
私が使っているのは純銅製で錫引き無しの卵焼き器です。錫引きありの方はやらないほうがいいでしょう。
バターとメープルシロップをかけていただきます。ナイフを入れるとサクッとします。表面サクサクで中はふんわりいい感じ。
いつもは鉄のフライパンでホットケーキを焼いていましたが、鉄のフライパンだとマダラな焼き上がりになります。それもおいしいんですけど、やっぱりお店みたいなきれいな焼き色に憧れます。
銅だとなめらかな焼き色がついていいですね。ただ、生地が乗っている所以外が空焚き状態で痛むんじゃないか…と不安になるのでたまに使う程度に留めようと思います。
【けむらん亭】鶏肉のグリル【レシピ】
けむらん亭は魚焼きだけの家電ではありません。高さが引っかからなければ何でも焼けます。
我が家でのけむらん亭使用率No.1料理は鶏肉のグリルです。魚ではありません。
鉄フライパンも持っていますが、けむらん亭で作る方が断然おいしい上に簡単です。直火で焼いたようなパリパリジューシーな鶏肉がけむらん亭に放り込むだけでできます。
放置できるので焼いてる間に他の料理を作れます。しかも焼き網の空いたスペースに野菜を乗せれば付け合わせの1品もできちゃいます。
今回は鳥もも肉を使っていますが、もも肉がおいしいのは当たり前じゃないですか。けむらん亭の真価はむね肉を焼いた時に現れます。
パサパサしがちな鳥むね肉ですが、けむらん亭で焼くとものすごくジューシーに焼き上がります。しかも皮はパリパリ。何の下処理も無しに、塩こしょうしてボタンを押すだけで、肉の水分と旨みを抱え込んだクオリティの高い鶏肉のグリルが出来上がります。
材料
- 鶏肉 もも肉orむね肉
- 付け合わせの野菜
- 塩こしょう
1.鶏肉を網に乗せ、塩こしょうを両面に振る
塩こしょうは多めが美味しいです。
網から肉が垂れていると、けむらん亭の熱源にくっついてしまいます。垂れないよう網の上にうまいこと乗せましょう。
2.野菜も乗せる
空いたスペースに野菜も乗せます。今日はねぎです。焦げやすそうな野菜の場合は最初から入れず、焼いている途中でいれましょう。
3.けむらん亭に入れてオートメニュー「とり肉」を押す
オートメニューで自動的にいい感じに焼いてくれます。しかし時間通りだと焼けすぎてしまいがちなので、焼け具合を確認して途中で止めることが多いです。今日は2分前に止めました。
焼き加減の選択は「中」で充分です。
完成!
皮がパリっと香ばしく、中はふっくらジューシーに焼き上がります。フライパンで焼いてもこんなに美味しく焼けません。
ねぎも直火で焼いたみたいに香ばしくとろりと焼けます。
焼き網を外したところ。焼き網の下に100均で買った金属トレーを敷いています。肉の油が滴り落ちています。
けむらん亭の受皿は大きくてかさばって洗いにくいんですよ。分解するのも簡単にできるとはいえ面倒くさいです。トレーを敷いておけばトレーだけをパッと外して洗うだけで片付けが終わります。
ただこのトレーはサイズが小さいので汚れがはみ出ることが多いです。もっと大きいサイズのトレーが欲しいですね。
魚を焼くために買ったけむらん亭ですが、鶏肉を初めて焼いた時にパリパリの焼け具合とおいしさに感動しました。冷凍の鶏肉を解凍してけむらん亭に入れるだけでメインができあがるので、疲れている日には特にありがたいです。
【無水鍋】トマトのファルシ お米添え【レシピ】
ファルシって料理知ってますか?野菜や肉、魚の中に詰め物をした料理だそうです。日本の食卓でお馴染みのピーマンの肉詰めもファルシの一種ですね。
私はテレビで知りました。沸騰ワードで伝説の家政婦・志麻さんがトマトのファルシを作っていたのです。なんだこの美味しそうな料理は!と感銘を受けて作ってみたのが最初です。
オーブンで焼くのが一般的なファルシの作り方です。志麻さんもオーブンで焼いていました。
我が家にはオーブンがないので、無水鍋で作ります。普通の鍋でも大丈夫です。
トマトファルシはトマトと挽き肉だけを焼くレシピが多いですが、私は志麻さんの真似をしてお米も一緒に炊き込んでいます。このお米が美味しい!!
トマトと肉とコンソメの旨味を吸い込んでいます。ファルシとお米を混ぜながら食べるとうまうまです。お米を混ぜることで完成する料理だと思っています。
お米がおいしいので1合だと物足りず、1.5合がちょうどいい比率であると落ち着きました。
くり抜いたトマトの中身の使い道を考えるのが面倒なので、中身も具材に入れています。トマトの旨味を残さずファルシに詰め込みます。
しかしファルシはお手軽料理なはずなのに、中身を炒めて水分を飛ばす作業に時間がかかってしまっています。なので時間に余裕がある時しか作っていません。時間をかけずに中身を利用できるよう、要改良です。どうせ最後にぐちゃぐちゃに混ぜるなら、お米の水分として使ってもいいかもしれませんね。
ハーブは入れても入れなくても。今回は家にあったローズマリーを入れていますが、パセリでもタイムでもいいでしょう。むしろ何も入れなくてもおいしいでしょう。
挽き肉にはつなぎのパン粉を入れるのが一般的ですが、パン粉を常備していないので入れていません。柔らかくて形を整えにくくはなりますが、入れなくても大丈夫なものです。私はハンバーグもつなぎ無しで作っています。
トマトはぜひ完熟のものを。売ってるトマトは熟しきっていないものが多いので、買ったら数日キッチンに放置しています。時間がたつほどに赤く、柔らかくなっていきます。柔らかくなりすぎると作りにくいので、ほどほどのタイミングを狙います。
材料
- 米 1.5合
- 水 380cc
- コンソメ 小さじ1
- トマト 4〜5個
- 玉ねぎ 半分(みじん切り)
- 挽き肉 200g(合挽きor豚挽き肉)
- 卵 1個
- ハーブ 適量
- 塩こしょう 適量
- オリーブオイル 適量
作り方
1.米を洗って鍋に入れ、水、コンソメを加えて浸水させる
かき混ぜて、コンソメを全体に行き渡らせましょう。芯があってもアルデンテな感じでおいしいので、浸水は短時間でもいいでしょう。
2.トマトのヘタ部分を1cmくらい切る
ヘタ部分が蓋になります。
2.フライパンで玉ねぎを炒める
3.トマトをくり抜きつつ中身をフライパンに投入する
玉ねぎがしんなりしたら、トマトの中身を投入します。くり抜く作業はフライパンの上で行うと、うまみたっぷりなトマトの汁を無駄なく使えます。
スプーンでくり抜きますが、底を貫通しないよう注意!
4.トマトの水分が飛ぶまで炒める
トマトを潰しながら強火で水分を飛ばします。水分が多いと挽き肉がビシャビシャになって詰めにくいです。右の写真くらいしっかり水分を無くしましょう。トマトと玉ねぎのうまみの塊になります。水分が飛んだら火を止めて粗熱を取ります。
5.挽き肉、炒めたトマト玉ねぎ、卵、ハーブ、塩こしょうを混ぜる
塩はこれくらい入れたらおいしいかなーくらい。だいたい小さじ1くらいかな?こしょうも適当に。ハーブは入れなくても大丈夫。
手でよく混ぜてもいいですが、私はヘラでザザザッと混ぜてるだけです。ハンバーグもあんまり混ぜない派です。
6.タネをトマトに詰め、鍋に並べる
空洞ができないよう、スプーンでしっかり詰めていきます。タネは柔らかくて盛りにくいです。米の上に乗せると安定するので、タネを全部乗せちゃいましょう。
7.ヘタ部分を乗せ、オリーブオイルを回しかける
8.蓋をして中火にかけ、沸騰して蒸気が出たら弱火にして20分
9.火を消して10分くらい蒸らす
中まで火が通っているか不安なので、余熱でしばらく放置しています。お米の蒸らしも兼ねています。
完成!
蓋を開けるといい匂いがぶわっと広がります。食卓で蓋をパッカーンすると"うわーーー!"となります。
取り分けて混ぜる
ファルシとお米を取り分けて、思いっきり混ぜて食べましょう。お米と混然一体になることで完成する料理です。塩気が足りなかったら、塩をパラパラっと追加します。
トマトと肉の旨味が染み出てうまーーー!さらに白米を追加したくなります。
ファルシは見栄えがして美味しいので喜ばれます。ワインと一緒に食卓に並べるとおしゃれな人になった気がします。
お米多めなので満足感があり、私はファルシ1個+お米、夫はファルシ2個+お米でおなか一杯になります。残りは翌日の朝食か昼ご飯にしています。
オーブンが無くても、無水鍋で簡単手軽に作れるので我が家の食卓によく登場するようになりました。もっと時間短縮で作れるよう、レシピは改良していきます。
【無水鍋】ほうれん草の無水ゆで【レシピ】
ほうれん草をゆでるのにお湯を沸かすの、面倒くさいです。エネルギーと労力を使ったわりに、ほうれん草は加熱すると少なーくなっちゃいますし。
なのでお湯を沸かすことなく簡単に、無水鍋を使ってほうれん草を無水ゆでします。使っているのはKING無水鍋の20cmサイズです。
|
ゆでる前のほうれん草はかさばりますが、1袋まるごと無水鍋に入ります。加熱するとかさが減りますからね。ひるまずに押し込みましょう。
作り方
1.無水鍋を予熱する
無水鍋を中火にかけ予熱する。
水を振り入れてコロコロ転がったら予熱完了です。しっかり温めてから調理に入ります。
2.洗ったほうれん草を入れる
ほうれん草を洗って鍋に入れる。呼び水として水を大さじ3くらい入れる。
どうせ水を入れるので、ほうれん草は洗ってビシャビシャのまま入れちゃいます。ジュワーーーッとなりますが、ひるまずにほうれん草を鍋の中に押し込みましょう。
3.蒸気が出てくるまで待つ
蓋をして中火で加熱、蒸気が出てくるまで待つ。
ほうれん草を蓋に挟まないように注意して蓋を閉めます。しばらく加熱して蒸気が出てきたら火を止めます。
4.予熱でゆで加減を調整
蓋を開け少し食べてみてゆで加減をみます。ゆで足りないようなら、蓋を戻して1分くらい待ちます。無水鍋は蓄熱性があるので、余熱で火が通ります。
5.水に入れてアクを抜く
再度ゆで加減を確認し、ちょうど良ければ鍋から出す。水に入れてアクを抜きつつ冷ます。
冷めたらギューーッとしぼって水気を絞ります。あとはお好みの大きさに切って料理に使います。
完成
ほうれん草のお浸しにしました。ゆでたほうれん草に醤油をかけるだけです。
かつお節をかけたかったけど無かったので、今日はごまをかけました。
今回ほうれん草を柔らかくしすぎました。余熱で放置する時間が長すぎたようです。
無水ゆでは簡単だけど、ちょうどいい具合に調整するには慣れが必要ですね。
【けむらん亭】ブロッコリーとしめじのキッシュ【レシピ】
家にあるものでキッシュを作ります。
キッシュって難しいイメージありますね。作ったら “わーすごーい‘’って言われがちです。
でも実際はごくごく簡単で、炒めた具材に卵液をかけて焼くだけのシンプルな料理です。
簡単だけど見栄え良し、持ち歩いても崩れない、常温で大丈夫。持ち寄りパーティーなんかに最適ですね。私はパーティーなんてしませんけどね。
私が作るのは、生クリームもバターも使わない、あっさり軽いキッシュです。おフランスの本来のキッシュとは別物でしょう。
具材は家にある野菜、これとこれを組み合わせたら美味しそうだな、というものを適当に使います。肉やベーコン、チーズなどは入れても入れなくても。
生地はお手軽に冷凍パイシートでも。
私は自分でキッシュ生地を作っています。簡単に作れますが、レシピがまだ定まっていません。
型は家にあるサイズを使ってください。
型に合わせて具材と生地の量を決めましょう。型に入るかなーくらいの量で大丈夫。適当でも形になります。
材料
キッシュ1台分
具材
- 野菜 お好みで
- 肉 お好みで
- 塩こしょう 適量
卵液
- 卵 2個
- 牛乳 100cc
生地
- 冷凍パイシートまたはお好みの生地 適量
今日はゆでたブロッコリーとしめじ、にんにく、冷凍の合挽き肉を使います。
野菜だけでも良いのですが、メイン料理として食べたいので肉も入れ込みます。
牛乳はお好みで豆乳に変えてもOKです。豆乳の方がコクが出て好きかも。
型は直径18cm、生地は小麦粉170gで作りました。生地は少なめでも多めでも、延ばし方で調整すれば大丈夫。
作り方
1.具材を炒める
フライパンを熱し、油を引く。
ひき肉を入れたら、こんがり焼き目がつくまで動かさない。
ひき肉に火が通ったら、ブロッコリーとしめじを入れる。しめじがしんなりするまで炒め、塩こしょうで味をつける。そのまま食べて美味しいくらいの味の濃さにする。
2.生地を型に敷く
お好みの生地を型に敷き、底面にフォークで穴を開ける。
私は無水鍋20サイズの蓋を型として使いました。内径18cmで、キッシュやタルトの型としてちょうどいいサイズです。
3.具材を型に入れる
炒めた具材を型に入れ平らにする。
具材は入るだけたっぷり入れちゃいましょう。
もっとたくさん炒めればよかった。
卵と牛乳を混ぜ、型に流し込む。
4.けむらん亭で焼く
200°Cに予熱したオーブンで20分焼く。
我が家にはオーブンが無いので、代わりにけむらん亭で焼きます。けむらん亭の最低温度が220°Cなので、手動220°Cで20分に設定しました。
温度と焼き時間は、お手持ちのオーブンに合わせて調整してください。
焼き上がり!こんがり焼き目がついて、卵が固まっていれば完成です。
熱くて型からはずせないので、粗熱をとりましょう。型からはずして切り分けていただきます。
バルサミコ酢をつけるとおいしい
味付けが塩こしょうだけなので、ちょっと物足りなく感じます。
私のオススメはバルサミコ酢です。シンプルな味付けのキッシュに、バルサミコ酢をソースとしてつけると味にメリハリが出てグッとおいしくなります。
バルサミコ酢はそのままだとシャバシャバです。鍋に入れて煮詰めるとトロトロの濃厚なソースになります。他の材料は入れずバルサミコ酢だけです。
私は小さめのバルサミコ酢を買って、1本丸ごと煮詰めています。トロトロの状態で瓶に戻して保管、キッシュにかけて食べます。
今家に無いんですけどね。
バルサミコ酢はなかなか使わないし、家に無い人の方が多いですよね。
バルサミコ酢無しでキッシュをおいしく食べるなら、材料にチーズを混ぜたらコクが出ていいかもしれませんね。
けむらん亭をオーブンとして使うこと
けむらん亭は庫内が低いので、高さがある容器は入りません。型として使った無水鍋の蓋は高さ4cmで余裕で入ります。
焼き網の縦横の幅は一般的なオーブントースターと同じくらいです。無水鍋20サイズの蓋がちょうどぴったりはまります。無水鍋24サイズの蓋は入らないでしょう。
けむらん亭は高温に設定でき、熱源が近いので焦げ目がこんがり美味しく焼き上がります。高さのある料理は作れませんが、キッシュやタルト、グラタンなどを焼くのに愛用しています。
オーブントースターもありますが、けむらん亭で焼いた方がカリッとこんがりするのでけむらん亭を使いがちです。
ただ、チーズを山盛りかけたり具材をてんこ盛りにすると庫内に入らなくなります。山盛りにしたい時は、大人しくオーブントースターを使っています。我が家のオーブントースターは1300wの高火力なので、オーブントースターで焼くのも充分美味しいんですけどね。
【無水鍋】ブロッコリーの無水ゆで【レシピ】
直売所に行ってきました。菜の花やらキャベツやら春野菜がたくさん並んでいる中で、今回はブロッコリーを選びました。
ブロッコリーどうやって食べてますか?
ゆでるのが一般的ですかね?
私はお湯を沸かすのが超絶面倒くさいので、無水鍋で無水ゆでしちゃいます。
面倒くさいというか、お湯が沸くまで待ってる時間がもったいないというか、お湯を沸かすエネルギーが無駄に感じるというか。
無水ゆではお湯を沸かすことなく、思いついたらすぐに調理できます。簡単にサッとできるので、無水鍋での無水ゆでオススメです。
無水ゆでレシピ
値札にはブロッコリーと書いてありましたが、細長いのでこれはおそらくスティックセニョールと呼ばれてる野菜ですね。ブロッコリーの仲間です。
1.ブロッコリーを洗い、無水鍋に並べる。
呼び水として大さじ3くらい水を入れる。
どうせ水を入れるので、ブロッコリーは洗ってビシャビシャのまま放り込んでOK!
無水ゆでとはいえ、水分の少ない野菜には少し水を入れます。呼び水で蒸気を起こし、野菜の水分を引き出します。
2.蓋をして中火にかけ、蒸気が出てくるまで待つ。
火にかけてしばらくすると、蓋がカタカタ言い出します。続いて蒸気が出てきたら火を止めます。
3.余熱でゆで具合を調整する。
蓋を開けるとこんな感じにゆで上がっています。
少し食べてみて固ければもう一度蓋をして1〜2分放置、余熱で火を通します。無水鍋は蓄熱性が高いので、火を消して放置で余熱調理ができます。お好みのゆで加減になるまでお待ちください。
ゆで上がったら鍋から出して粗熱を取ります。
熱いままだとどんどん加熱されて柔らかくなるので、広げて早めに冷ましましょう。
氷水に浸けて冷やしてもいいのですが、私は水っぽくなるのが嫌で広げて冷ます方式をとっています。
無水ゆでは簡単
作り終わってから思い出しました。無水鍋での無水ゆでは、鍋を予熱して熱くなってから野菜と呼び水を入れるんでした。
間違えてました。
しかし間違えていても、ちゃんとゆでられています。それくらい簡単で、適当でも大丈夫ということです。
たっぷりのお湯でゆでるより、無水ゆでの方が味が強いです。野菜の味がそのまま残っています。
そのかわり、えぐみも残っているかな。野菜が苦手な人だと食べにくい、と感じるかもしれません。
私は気にせずもりもり食べますし、色鮮やかで栄養残ってる感もいいですね。なによりお湯を沸かさなくてよく、思い立ったらすぐに調理できるというのが簡単で素晴らしいです。
無水鍋を買ってから、野菜をお湯で茹でるという行為をしなくなりました。味噌汁やスープは茹でるじゃなくて煮るですよね?
ゆでたブロッコリーはこの後キッシュの具材となりました。