【無水鍋】トマトのファルシ お米添え【レシピ】
ファルシって料理知ってますか?野菜や肉、魚の中に詰め物をした料理だそうです。日本の食卓でお馴染みのピーマンの肉詰めもファルシの一種ですね。
私はテレビで知りました。沸騰ワードで伝説の家政婦・志麻さんがトマトのファルシを作っていたのです。なんだこの美味しそうな料理は!と感銘を受けて作ってみたのが最初です。
オーブンで焼くのが一般的なファルシの作り方です。志麻さんもオーブンで焼いていました。
我が家にはオーブンがないので、無水鍋で作ります。普通の鍋でも大丈夫です。
トマトファルシはトマトと挽き肉だけを焼くレシピが多いですが、私は志麻さんの真似をしてお米も一緒に炊き込んでいます。このお米が美味しい!!
トマトと肉とコンソメの旨味を吸い込んでいます。ファルシとお米を混ぜながら食べるとうまうまです。お米を混ぜることで完成する料理だと思っています。
お米がおいしいので1合だと物足りず、1.5合がちょうどいい比率であると落ち着きました。
くり抜いたトマトの中身の使い道を考えるのが面倒なので、中身も具材に入れています。トマトの旨味を残さずファルシに詰め込みます。
しかしファルシはお手軽料理なはずなのに、中身を炒めて水分を飛ばす作業に時間がかかってしまっています。なので時間に余裕がある時しか作っていません。時間をかけずに中身を利用できるよう、要改良です。どうせ最後にぐちゃぐちゃに混ぜるなら、お米の水分として使ってもいいかもしれませんね。
ハーブは入れても入れなくても。今回は家にあったローズマリーを入れていますが、パセリでもタイムでもいいでしょう。むしろ何も入れなくてもおいしいでしょう。
挽き肉にはつなぎのパン粉を入れるのが一般的ですが、パン粉を常備していないので入れていません。柔らかくて形を整えにくくはなりますが、入れなくても大丈夫なものです。私はハンバーグもつなぎ無しで作っています。
トマトはぜひ完熟のものを。売ってるトマトは熟しきっていないものが多いので、買ったら数日キッチンに放置しています。時間がたつほどに赤く、柔らかくなっていきます。柔らかくなりすぎると作りにくいので、ほどほどのタイミングを狙います。
材料
- 米 1.5合
- 水 380cc
- コンソメ 小さじ1
- トマト 4〜5個
- 玉ねぎ 半分(みじん切り)
- 挽き肉 200g(合挽きor豚挽き肉)
- 卵 1個
- ハーブ 適量
- 塩こしょう 適量
- オリーブオイル 適量
作り方
1.米を洗って鍋に入れ、水、コンソメを加えて浸水させる
かき混ぜて、コンソメを全体に行き渡らせましょう。芯があってもアルデンテな感じでおいしいので、浸水は短時間でもいいでしょう。
2.トマトのヘタ部分を1cmくらい切る
ヘタ部分が蓋になります。
2.フライパンで玉ねぎを炒める
3.トマトをくり抜きつつ中身をフライパンに投入する
玉ねぎがしんなりしたら、トマトの中身を投入します。くり抜く作業はフライパンの上で行うと、うまみたっぷりなトマトの汁を無駄なく使えます。
スプーンでくり抜きますが、底を貫通しないよう注意!
4.トマトの水分が飛ぶまで炒める
トマトを潰しながら強火で水分を飛ばします。水分が多いと挽き肉がビシャビシャになって詰めにくいです。右の写真くらいしっかり水分を無くしましょう。トマトと玉ねぎのうまみの塊になります。水分が飛んだら火を止めて粗熱を取ります。
5.挽き肉、炒めたトマト玉ねぎ、卵、ハーブ、塩こしょうを混ぜる
塩はこれくらい入れたらおいしいかなーくらい。だいたい小さじ1くらいかな?こしょうも適当に。ハーブは入れなくても大丈夫。
手でよく混ぜてもいいですが、私はヘラでザザザッと混ぜてるだけです。ハンバーグもあんまり混ぜない派です。
6.タネをトマトに詰め、鍋に並べる
空洞ができないよう、スプーンでしっかり詰めていきます。タネは柔らかくて盛りにくいです。米の上に乗せると安定するので、タネを全部乗せちゃいましょう。
7.ヘタ部分を乗せ、オリーブオイルを回しかける
8.蓋をして中火にかけ、沸騰して蒸気が出たら弱火にして20分
9.火を消して10分くらい蒸らす
中まで火が通っているか不安なので、余熱でしばらく放置しています。お米の蒸らしも兼ねています。
完成!
蓋を開けるといい匂いがぶわっと広がります。食卓で蓋をパッカーンすると"うわーーー!"となります。
取り分けて混ぜる
ファルシとお米を取り分けて、思いっきり混ぜて食べましょう。お米と混然一体になることで完成する料理です。塩気が足りなかったら、塩をパラパラっと追加します。
トマトと肉の旨味が染み出てうまーーー!さらに白米を追加したくなります。
ファルシは見栄えがして美味しいので喜ばれます。ワインと一緒に食卓に並べるとおしゃれな人になった気がします。
お米多めなので満足感があり、私はファルシ1個+お米、夫はファルシ2個+お米でおなか一杯になります。残りは翌日の朝食か昼ご飯にしています。
オーブンが無くても、無水鍋で簡単手軽に作れるので我が家の食卓によく登場するようになりました。もっと時間短縮で作れるよう、レシピは改良していきます。