まぬるの塩梅

ミニマリストの豊かな食卓

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Vamo.(バーモ)はミニマリストにぴったりなガスコンロ

我が家のガスコンロはVamo.(バーモ)です。

物件にガスコンロが備え付けられていないので、引っ越しの時にガスコンロを買わねばなりませんでした。ネットでリサーチして、一目惚れしたのがバーモです。

 

業務用のような無骨な見た目、火力の強さ、魚焼きグリルも付いていないシンプルな機能が特徴で、ネット限定で販売されています。

 

現在使い始めて9か月経ちました。毎日の料理で使っています。日々愛着を深め、買って後悔したことは一度もありません。

 

Vamo.(バーモ)の詳しいスペックについては公式HPを見てください。こんな暮らしがしたいなあと思わせられるHPです。

ここでは私が使ってみて感じた、バーモの魅力をお伝えします。

 

 

フラットで掃除しやすい

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バーモはとにもかくにも掃除がしやすいです。

見てくださいこの無駄を削り落としたフォルム。フラットで魚焼きグリルもなく、ボタンも少ないので汚れが溜まりにくく、汚れても落としやすいです。

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五徳類はここまで外せます。パーツが少なくてシンプル。

五徳を外すとフラットです。五徳の下が凹んでいるガスコンロが多いですが、凹凸があると掃除がしにくいですよね。

吹きこぼれ受けが無いので、吹きこぼれるとフラットな面に流れますが、フラットゆえにササっと拭き取ればきれいになります。

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盛大に吹きこぼしたときは、こぼれた液が五徳の下の穴から流れ落ちます。流れ落ちて本体下の汚れ受けに行くようになっています。

汚れてますね笑 数か月ぶりに汚れ受けを出しましたがいつこぼしたのか…引き出して洗います。

吹きこぼすとバーモの中が汚れそうで嫌なので、料理するときは吹きこぼさないように注意しています。気を付けていれば数か月放置しても汚れはこの写真程度です。

毎日の掃除にパストリーゼ

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毎日のお掃除は、料理後に五徳を外してアルコールスプレーとふきんでサッと拭くだけです。毎日料理後に拭いていますが、汚れが入り込む場所がないのですぐに拭き終わり、毎日やっても苦になりません。

飛んだばかりの油汚れは、薬剤を使わなくてもアルコールで拭くだけで簡単に落ちます。ヌルヌルが残ることなくスッキリきれいになります。二度拭きがいらないし、食品にかかっても安心、すぐに乾くのもいいところです。

アルコールはドーバー酒造のパストリーゼを愛用しています。現在コロナによる需要増で価格が高騰しています。我が家の在庫も少なくなってピンチです

後ろのすき間はカバーで隠す
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バーモの後ろにはアルミのカバーを付けています。カバーを外すとこんな感じ。ガスの元栓があり、大きなすき間が開いてしまいます。このままだと料理をするたびに油や野菜のかけらがすき間に飛んでいき、掃除しにくくて非常にストレスです。

元栓がバーモより高い位置にあるため、フラットでおしゃれなカバーは付けられず、やっと見つけたのがこのアルミのカバーです。磁石で簡単に取り付けられます。微妙に長さが足りないのですが、気を付けていれば後ろのすき間に汚れが飛ぶのをしっかり防いでくれます。見た目は安っぽくていまいちですけどね。 

料理後にバーモと一緒にカバーも拭いています。使い捨てを想定した商品だと思いますが、毎日優しく掃除しているので汚くならず、気が付けば1枚を8か月以上使い続けています。

ガスホースは市販品で大丈夫

バーモにはガスの元栓とつなぐガスホースが付属していません。ネット限定販売のバーモですがガスホースは市販品で大丈夫です。我が家はプロパンガスなので、家電量販店で買ったプロパンガス用ガスホースを取り付けました。ホースは都市ガス用・プロパンガス用で違うので、購入する際は間違えないように気を付けてください。

バーモ自体も、都市ガス用かプロパンガス用か決まっています。我が家のバーモはプロパンガス用なので、引っ越し先が都市ガスだとしたら使えません。でもリンナイに修理に出せばガス種を変更してもらえます。修理には期間もお金もかかりますが、大事なバーモですので今後引っ越すことがあっても修理して使い続けたいと思っています。

魚焼きグリル無し

バーモには魚焼きグリルがありません。私がガスコンロを選ぶときにもっとも重視したのが、【魚焼きグリル無し】ということです。

魚焼きグリルには排気口が付きもので、排気口に油や米つぶや野菜が入り込みます。非常に掃除しづらく、考えだけでストレスです。

魚焼きグリル内部もどうやったらきれいに掃除できるんでしょうか?受け皿と網以外洗えませんよね。作りが複雑で汚れが残り続けるのがすごく嫌です。

直火で魚を焼けるのは魅力的ですが、きれいをキープすることとお手入れの楽さを重要視して、あえてシンプルな【魚焼きグリル無し】のバーモを選びました。

 

けむらん亭という選択肢

魚を焼くために導入したのが「けむらん亭」です。

実家がIHキッチンで、IHの魚焼きグリルで魚を焼くとおいしく焼けない上に、部屋中ににおいが充満するのが苦手でした。どうにかできないかと調べて知ったのがけむらん亭です。その名の通り魚を焼いても煙たくなりません。においはそこそこ出ますが、魚焼きグリルで焼いた時とは比較にならないぐらい少ないです。オートクリーンモードがあり、簡単な手入れで清潔に使えます。

料理研究家の有元葉子さんが魚を焼くのにけむらん亭を使っている、と知ったのも購入の後押しになりました。有本さんが使うなら、おいしく焼けるに決まっています。

バーモとけむらん亭を導入する上で、ネックになったのが値段と置き場所です。魚焼きグリル付きのガスコンロなら安いものだと15000円くらいで買えちゃいますし、置き場所もガスコンロ1台のスペースに収まります。バーモとけむらん亭を両方買うと結構なお値段…しかも2台分のスペースが必要です。それでも毎日のストレスが解消されるならと投資をしました。

結果、大満足で快適に料理ができています。けむらん亭で魚を焼くと皮がパリッと中はふっくらジューシーに焼き上がり、けむらん亭に入れるだけでごちそうになります。IHの時とは真逆の焼き上がりです。

バーモとけむらん亭はどちらもお手入れ簡単で清潔に使えます。「バーモ」と「けむらん亭」の組み合わせ、おすすめです。

見た目がかっこいい

バーモとパストリーゼを使っているミニマリストのキッチン

我が家のコンロ周りです。アルミのカバーがダサいですが、バーモが厨房のようなかっこよさを出しています。家庭用ガスコンロってがちゃがちゃしてて所帯じみた感じが出るのが嫌だったんです。バーモはオールステンレスで洗練された機能美を醸し出していて、キッチンをシンプルにミニマルにしてくれます。ステンレスは傷が目立ちにくい加工がしてあり、9ヶ月使った今でも傷や汚れが気になりません。

バーモが素敵だから、大事にしたくてこまめに掃除してしまいます。使った後、油まみれになっているバーモをそのまま放置するなんてできません。

バーモに合わせて周りもミニマルに、何も置かない・掛けないようにしています。何もないと掃除がしやすくて、料理が終わったらバーモと一緒に壁も周りもサササッと拭いています。

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バーモは幅598mm、高さ180mm、奥行448mmで、一般的なガスコンロ置き場にぴったりはまります。幅と高さが周りと合っているので一体感があり、隙間が小さくて野菜クズなどが入り込みにくいです。

ボタンや表示も必要最低限で実にシンプルです。目に入る情報が少なく、すっきりした印象のキッチンにしてくれます。

五徳が業務用みたいにどっしり

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家電量販店で売っているようなガスコンロを見慣れている私にとって、バーモの五徳は衝撃的でした。業務用コンロの五徳みたいにどっしりしっかりしています。重い鍋を乗せても、力強くフライパンを振っても歪まない壊れない、すべてを受け止めてくれる安心感があります。

この五徳は重いです。でも気になるほどではありません。毎日五徳を外して掃除していますが、重いわあ、きついわあ、と思ったことはないですね。女性でも苦にならない程度の重さです。

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五徳が広く、直径20cmの無水鍋を乗せてもこれだけの余裕があります。大きなフライパンでも五徳にしっかり乗るのでガタガタしません。私は持っていませんが、ストウブやル・クルーゼなど重たい鋳鉄の鍋でも安定して使えるでしょう。

左右両方で強火力を使える

ガスコンロを探していたとき、左右どちらを強火力バーナーにするか選ぶ必要があることを知りました。壁側を標準バーナー、壁が無い側を強火力バーナーにするのが一般的です。うっかり強火にしすぎて壁を焦がさないように、という配慮です。しかし今後引っ越した時、壁が逆側だったとしたら買い替えか修理が必要になります。そのままでも使えなくはないけれど、強火力が使えないのはストレスです。

ところがバーモは左右どちらも強火力が使えます。ネット限定販売で、料理に慣れている人をターゲットにしているからでしょう。どちらでも好きな火力が自在に使えるというのはストレスがありません。もちろん壁が焦げるほどの強火にはしませんが。

今後引っ越す可能性を考えても、買い替える必要が無いという安心感があります。気に入ったガスコンロを大事に長く使っていきたいです。

温度センサーで空焚き防止

一般的なガスコンロと同じように温度センサーもついています。底面温度が250℃になると反応し、"ピピッ”と鳴って勝手に弱火になります。鉄フライパンや鍋を洗った後に火にかけて乾かしていますが、火にかけたまま忘れてしまうことがあります。そんな時に"ピピッ”と鳴って教えてくれます。忘れたらダメなんですけどね。

鉄フライパンを調理前に予熱する時は、温度センサーが"ピピッ”と言ったらそろそろ予熱完了だな、と判断しています。弱火になってしばらくすると鉄フライパンから煙が出てくるので調理開始できます。

ただ、調理中も頻繁に反応するので鬱陶しいな、と思うこともあります。

高温炒めモードがある

温度センサーが見張っているバーモですが、勝手に弱火にされるのを阻止するボタンがあります。
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これは温度センサーの作用で、つまみ全開なのに弱火になっている状態です。

ここで「高温炒め」のボタンを3秒長押しすると…
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ボッと最大火力になり、一時的に290℃まで温度を上げることができます。この機能を使えば、野菜炒めやチャーハンなどを高火力で作ることができます。

ただ私は基本的に中火以下で料理することが多いので、この機能はほとんど使っていません笑 記事を書いていたら高温でチャーハンを作ってみたくなりました。男前なチャーハンを作れるようになりたいです。

逆にバーモは弱火も得意です。火力調整の幅が広くて、ごくごく弱火にしても立ち消えしません。焦がしたくないカレーなど、とろ火でじっくり煮込むことができます。

 

まとめ

  • フラットで掃除しやすい
  • 魚焼きグリルが無い
  • 見た目がかっこいい
  • 五徳が業務用みたいにどっしり
  • 左右どちらも強火力
  • 温度センサーで安心
  • 高温炒めモードもある

以上が、9ヶ月使って感じたバーモの魅力です。

正直バーモは高いです。こんなにシンプルな機能なのに、なんでこんなに高いんだろうと思っていました。しかし使ってみて思うのは、オールステンレスの天板に鋳造の五徳、洗練された見た目、どこをとっても安っぽさが無いんです。機能が少なくても、このクオリティに仕上げるにはそれなりの金額が必要なんだと今は納得しています。

私はフルタイムで仕事をしていますが、コンロ周りは常にきれいな状態をキープできています。疲れて帰ってきてから作る夕飯でも、料理後に掃除しようと思えるのはササっと拭くだけできれいになってくれるバーモだからです。愛着があって大事にしたいからこそ、疲れていてもきれいにしようと行動できます。

料理は毎日のことですから、気分よく料理できる環境というのはすごく大事だと思うんです。片付けや掃除がしやすいこと、火力にストレスがないこと、そして何よりバーモのかっこよさが気分を上げて料理を作るモチベーションを高めてくれます。買う前の私は値段に躊躇していましたが、投資するだけの価値がバーモにはありました。買おうか悩んでいる方には、買って損はないと伝えたいです。そして魚焼きグリルが無くていいか悩んでいる方には、けむらん亭との組み合わせがいいよ!と伝えたいのです。