まぬるの塩梅

ミニマリストの豊かな食卓

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再度油ならし 銅の卵焼き器を使いこなす(5)

銅の卵焼き器での卵焼きがいまいち上手くいかないので、油ならしをもう一度やってみます。

 

再度の油ならし

今度はこんな感じで簡単にさらっとやります。

  1. 多めの油を入れる
  2. 弱火にかける
  3. キッチンペーパーで全体になじせながら4〜5分煮る
  4. 冷めたら油を他の容器に移す

 

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油ならしの最中。

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冷めた油を他の容器に移し、油ならしが終わったところ。

油がなじんで、油が入っていたところだけ色が変わっています。

 

卵焼きを焼く

油ならしが終わった卵焼き器を中火にかけます。油ならしの後そのままだと油が多すぎるので、キッチンペーパーで軽く拭きとり、温度を確認して卵液を入れます。

 

勢いよくジュワーーーッとならない…

何が正解かわからなくなってきました。

 

もっと勢いよく気泡が立って、素早く熱が入ってほしいのですが、卵液がなかなか固まらず。

なかなか固まらないので、卵焼き器に入れた卵液を箸で混ぜて半熟状態にしてから巻いてみました。

くっつくだろうと恐れて、今までやってこなかった技です。混ぜ混ぜして巻いてみると…

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くっつかずにちゃんと巻けました!

箸で混ぜると早く固まるので加熱時間が短く、焦げつかずきれいな黄色の焼き上がりになりました。

かき混ぜてもくっつかない、ということはそれなりに油がなじんでくれていたようです。

 

本当は勢いよくジュワーッとなるようにしたいのですが、上手くいかないので半熟状で巻く方法を練習していこうと思います。

 

かき混ぜてから巻く

もう一度焼いてみます。

油返しをして卵液を入れます。

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卵液が少し固まってきたらかき混ぜる。

半熟の状態で巻いていきます。

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くっつかずにきれいに焼けました。

均等にかき混ぜられず形がいびつになってしまいましたが、こびりつくことなく巻けました。

 

卵焼きのゴールがよくわからなくなってきました。どんな完成形が理想なんだろう?

 

今は卵焼き器に油をなじませている段階のため、出汁を入れない普通の卵焼きだけを焼いています。この分量を毎日変えずに作っています。

  • 卵 3個
  • 砂糖 小さじ2
  • 醤油 小さじ1

もうしばらくこの分量で焼き続けて、卵の巻き方と卵焼き器の扱いに自信がついたら出汁巻きに挑戦してみます。

 

リバーライト鉄フライパンの使いかた

愛用の調理道具を紹介します。

リバーライトの鉄フライパンです。極シリーズのフライパン26cmを使っています。

鉄フライパンといえばこんなイメージです。おいしく料理できるという鉄フライパン、欲しいけど使いこなせるのかわからなくて悩みますよね。

  • 重い
  • くっつく
  • 油でギトギト
  • 錆びる
  • 手入れがめんどう

私も悩んで、買う前にたくさん情報を調べました。

 

ついにリバーライトの鉄フライパンを買おう!と決心したのですが、結婚前の夫が持っていることが判明し、お前の物は俺の物方式で私がいただきました。ちょうど欲しかったサイズ!

以来リバーライトの鉄フライパンを愛用しています。結果すごく使いやすいです!

 

実際に使ってみてどうなのか、使い方のコツや手入れの仕方も書いていきます。悩んでる方は読んでみてください。

 

鉄フライパンのいいところ

フッ素加工のフライパンがはげて、くっつくようになってイライラしていました。新しいものを買ってもすぐにダメになる、使い捨ての繰り返しに辟易します。

長く使えるものを調べていたら、鉄フライパンの情報に行き着き、その魅力に魅了されました。

1.料理がおいしくできる

鉄フライパンで料理をすると、カリッと香ばしく焼き上がります。こんがりした焼き目がおいしいのです。

2.長く使える

鉄のフライパンは塗装がないので半永久的に使えます。タワシでガシガシ洗っても大丈夫、頼もしくて丈夫です。むしろ使えば使うほど、油が馴染んで使いやすくなります。

3.強火で使える

塗装が溶ける心配が無いので、強火で使えます。チャーハンや野菜炒めを強火でチャチャっと作るのに憧れます。

4.鉄分補給できる

鉄のフライパンで調理することで、微量ながら鉄分が料理に移ります。普段の食事で少しずつ鉄分摂取ができます。

 

フッ素加工の制約【強火禁止、空焚き禁止、金タワシ禁止、金属ヘラ禁止、熱い状態ですぐに洗うの禁止】に辟易していた私にとって、すごく魅力的でした。

ガシガシ使えて気を使うことなく、しかも美味しく仕上がり、鉄分補給もできるなんて!

 

リバーライトの鉄フライパンを選んだ理由

鉄フライパンはいろいろなメーカーから出ています。私はその中から、リバーライトの極シリーズを選びました。

1.鉄の表面が窒化されてる

表面を窒化させてあることでサビに強くなります。強度も増し、油なじみも良いので焦げ付きにくくなり、お手入れも簡単です。

サビに強くサビ止めを使っていないので、使い始めの空焼きが必要ありません。当時IHのキッチンだった私には重要でした。

2.軽い

無骨なドイツ製「ターク」のフライパンにも惹かれましたが、タークのフライパン26cmは1.7kgです。

対してリバーライトのフライパン26cmは950gです。圧倒的に軽いです。

タークは分厚い鉄で蓄熱性良く、重たいからこそ美味しく焼けるのだと思います。しかし毎日の料理で頻繁に使いたい私には、やはり軽い方が魅力的です。

3.木の持ち手

鉄フライパンは持ち手まで全部鉄でできているものが多いです。一体型は壊れる心配がなく、洗いやすいです。しかし熱くなるので鍋つかみ必須です。

フライパンは使ってる最中に揺すったり煽ったり頻繁に動かすじゃないですか。都度鍋つかみを使うのは面倒くさいです。

リバーライトのフライパンは木の持ち手が付いているので熱くなりません。素手で持てます。もし持ち手が傷んだとしても、持ち手だけ交換できるようになっています。

そして木と鉄の組み合わせが、温かみがあって素敵です。

 

フライパンを買うなら、毎日ストレスなく使える汎用性の高いものと考えていました。

実際に使ってみて、日々の料理でストレス無く活躍しています!

 

くっつくの?鉄フライパンを使うコツ

鉄フライパンはくっつく、焦げると言われます。私も昔使ったとき、思いっきりくっついて何このフライパン嫌!となったことがあります。

しかしリバーライトのフライパンを使い始めてから、嫌になるほどくっついたことは1度もありません。リバーライトの窒化処理のおかげ、そして私の前に夫が使いこんで油なれしていたおかげかもしれません。

でも1番の要因は、正しい使い方を理解しているからだと思います。

 

コツは予熱をしっかりすること

鉄フライパンは予熱が大事です。予熱をしっかりしてから使わないとくっつきます。

  1. 中火にかける
  2. フライパンから煙が出てくるまで温める
  3. 油を入れる
  4. 食材を入れる

この順番で使いましょう。

 

 【煙が出るまで温める】

これが最重要です。しっかり温めてから油を入れることで、鉄に油がなじみくっつかなくなります。

煙はなかなか出てこないので、じっくりと温めましょう。私が使っているガスコンロバーモは、250°Cになると自動的に火が弱くなります。鉄フライパンを予熱してる時、センサーが感知してピピッと鳴り火が弱まります。その後火にかけたまましばらくするとフライパンから煙が出てきます。それぐらい加熱する必要があります。

煙はフライパンに残っている油分が蒸発したものです。前回使用後に洗って油が落ちてしまっていると煙はほとんど出てきません。空焚きは危険です。少ない煙を見逃さず適温を見極められるよう、じっと見守りましょう。

 

肉を入れたら動かさない

煙が出るまで熱したら、油を入れ内側全体になじませます。そしていよいよ肉を入れます。

ジューーーッと良い音がします。

 

肉を入れてすぐに動かしてはいけません。そもそもくっついて動かないでしょう。

焦らずに、表面が焼き固まると勝手に剥がれます。焼き固まれば、フライパンをゆするだけで動きます。

ちょっと引っぱって動かないようなら、無理に引っ張らず焼き固まって剥がれるまでじっと待ちましょう。待った分だけこんがり美味しい焼き目がついて、きれいに剥がれます。

 

  • 煙が出るまで温めてから油を入れる
  • 肉・魚・餃子など、入れてすぐに動かさない

この2点を守るだけでくっつきにくくなります。

 

油返し不要・油返ししなくても使えています

鉄フライパンは「油返し」が必要だと言われます。

  1. フライパンを煙が出るまで温める
  2. フライパンにたっぷりの油を入れ、内側全体になじませる。
  3. 油が熱くなり、フライパンになじんだら油をオイルポットに戻す。

この一連の作業を、毎回使う前にやる必要があると言われています。

 

しかし私は油返しをしていません。オイルポットを持っていないので油返しがやりにくく、やりたくないのです。油が垂れるのが嫌です。

 

結果、油返し無しでも使えています。

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予熱後、使う分だけ油を垂らしてヘラで全体になじませています。

なじんだら食材を投入します。

 

  • 煙が出るまで温めてから油を入れる
  • 肉・魚・餃子など、入れてすぐに動かさない

この2点に気をつけているので、油返ししなくてもくっつきません。

 

私の鉄フライパンは夫のお下がりです。私の元に来た時点で油がなじんでいました。

しかし油で汚れていたので、私の元に来た時に油汚れ用の強力な洗剤でガシガシ磨きあげました。油の膜は取れてしまったと思います。

その後1度も油返しをしていませんが、くっつくことなく使えています。

 

ただ、リバーライトの公式HPには油返しが必要と書いてあります。鉄フライパンに油がなじむまで、使い方に慣れるまでは油返しした方が無難かもしれません。

 

鉄フライパン使用後のお手入れ

鉄フライパンのお手入れは簡単です。買う前に身構えていましたが、拍子抜けするくらいシンプルで楽です。私のお手入れの仕方です。

1.フライパンが熱いうちに、タワシでゴシゴシしつつ、お湯でささっと洗う

料理が終わったら、熱いうちにさっさと洗いましょう。

洗剤はつけません。洗剤を使うとフライパンになじんだ油膜が落ちてしまいます。油がなじめばなじむほど、鉄フライパンがいっそうくっつかなく、使いやすくなります。

また、油が残ることで余熱時の煙が立ちやすくなり、適温を見極めやすくなります。

 

洗う前に油や汚れはなるべく拭き取っておきましょう。私はシリコンヘラで拭いとっています。こびりついた汚れは、お湯でしばらくふやかしてからタワシでゴシゴシすると落ちます。

 

2.フライパンの裏側と持ち手は洗剤とスポンジで洗う

ここには油が残って欲しくないからです。裏側に油が残ってギトギトになると、コンロや調理台、置いた場所が汚れてしまいます。

内側に洗剤が行かないよう気をつけつつ、スポンジでさささっと洗います。

 

3.コンロで火にかけて乾かす

水分が残っているとサビの原因になります。使った後はしっかり水分を無くしましょう。

ふきんで内側を拭くと、油がついてふきんが汚くなります。私は外側だけ水が垂れないようにふきんでさっと拭いて、コンロで火にかけてフライパンを乾かしています。

 

火にかけて大体乾いたな、くらいで火を消して放置します。余熱で完全に乾きます。

調理後すぐに洗う

 ↓

コンロで火にかける

 ↓

火を消して放置・その間に食事する

 ↓

食後には完全に乾いて冷めている

 ↓

収納

こんな段取りで、ごはんを食べ始める前にささっとフライパンを洗ってしまうとスムーズです。

 

使用後に油を塗った方がいい、という情報もありますが私は塗っていません。油を塗るのはサビ止め効果と、油がなじむようにです。

洗剤を使わないので、内側には料理で使った油が残っています。これが油を塗ったのと同じ効果を出してくれます。

もしガシガシ洗って油がかなり落ちてしまっても、頻繁にフライパンを使うならサビることはないでしょう。私は今まで、1度も使用後に油を塗っていませんが問題は起きていません。

 

サイズはどれがいい?

私が使っているのは26cmのフライパンです。フライパンで1番ベーシックなサイズです。

夫婦2人暮らしで使っていてちょうどいいサイズだな、と感じます。2人分の炒め物などにちょうどいいです。軽くて鍋を振ることもでき、シンクで洗うにも苦にならないサイズです。

ただ、底面が狭いです。底面直径17cmです。餃子や肉を並べようとしてもあまり並ばず、もう少し底面が広かったらいいのになー、と思います。いっぱい並べる用に、底面が広い「厚板フライパン」を買って使い分けるのがストレスなく使う方法かもしれません。板の厚みがある分、重くて取り回しにくそうですが。

 

 

しかしミニマリストの私としては物を増やしたくなく、なるべく少ない調理道具に厳選したいです。使い回しのきく26cmのベーシックなフライパンを工夫しながら使うのが私には合っています。

油返し試行錯誤 銅の卵焼き器を使いこなす(4)

銅の卵焼き器をまだ使いこなせずにいます。

前回、油返しをしてみましたが、いまいち上手く焼けませんでした。油返しのやり方を試行錯誤してみます。

 

よく温めてから油を入れてみる

卵焼き器を中火にかけ、2~3分温めます。

うっすら煙が出てきたら、手に付けた水を振り入れて温度を確認。水がコロコロ転がったら充分に温まった証拠です。

 

温まったら油をたっぷり入れます。

キッチンペーパーを使って内側全体になじませたら、別の容器に油を移します。

 

再び火にかけ菜箸についた卵液で温度を確認、OK。

いざ卵液を入れてみると…

 

うーーーん…

ジュワッといい音にならない!

 

温まってるはずだし、油もたっぷりだから剥がれるけどいまいちな焼き心地。

 

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焼き上がりがこちら。焦げ目が強くついています。

食べてみると全体的にぺったり。卵1巻きずつがふんわりせずペラペラしています。

卵液を入れた瞬間にジュワーーーっと気泡が出てくるようにしたいのですがどうしたものか。

 

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焼き終わった卵焼き器はこんな感じになってました。

火が強すぎたのか、2/3巻き分だけ色が変わっています。

 

火にかける前から油を入れてみる

今度は卵焼き器が冷たい状態から油を入れてみます。

卵焼き器に油をたっぷりいれ、中火にかける。

キッチンペーパーで内側全体になじませつつ、温まったら油を別の容器に移す。

 

卵液を入れてみると…いまいち!

いまいちジュワーっとなってくれません。

 

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焼き上がりがこちら。焦げ目がついてぺったり。よりいっそうふわふわ感がなくなってしまいました。油をたっぷり敷いているので味も油っぽいです。

 

火力は強めにしているのですが何がいけないのか…

銅の卵焼き器難しいです!

 

上手くいかないので、次はまた油ならしをしてみます。

今度は簡単にさらっとやってみます。

 

 

 

 

 

 

 

油返し 銅の卵焼き器を使いこなす(3)

2回目の油ならしを終えた純銅製の卵焼き器。

今日も卵焼きを焼いてみます。油ならしを終えた直後はつるつるきれいに焼けたけれど、今回もうまく焼けるのか?

 

今回は砂糖の分量を増やして、この配合で作ります。

  • 卵 3個
  • 砂糖 小さじ2
  • 醤油 小さじ1

 

油返しをする

今まで少ない油で失敗してきました。今回から油返しをしてみます。

 

油返しとは、鉄のフライパンでよく行われる作業です。熱したフライパンにたっぷりの油をいれ、全体に回して金属に油を馴染ませます。

内側全体に油が回ったら、油を容器に戻します。

この一連の作業が油返しです。フライパンのこびりつきを防ぐ効果があります。

 

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卵焼き器を中火にかけ、温かくなってきたらたっぷりの油を入れます。

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油を内側全体に回したら、油を容器に移します。これで油返し完了です。

 

卵焼きを焼く

油がつきすぎてるので、キッチンペーパーで軽く拭いて油を減らしました。

ふたたび中火にかけ、菜箸についた卵液で温度をチェック、ジュッとなったら卵液を入れ焼いていきます。

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きれいに剥がれるけど…

前回ほどうまくいってない感じが…

前回はもっとつるつるしてて、卵液に熱が入るのも早かったです。

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焼き上がりがこちら。油ならしがをした直後ほどきれいに焼けませんでした。

焦げ目がついたのは砂糖を増やしたせいもあると思いますが、火の入りが遅くて表面が焦げてしまった感じがあります。

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油を引くのに使ったキッチンペーパーで汚れを落とし、洗わず、油がついたまま収納します。

 

食べてみる

油っぽさはそんなになかったけれど、前回ほどのふわふわ感もありませんでした。

味は砂糖の甘さはちょうどいいけれど物足りず。次回は顆粒だしの素も少し入れてみます。

 

油返しがうまくできていないのだと思います。

ネットで調べてみたら、卵焼きをよく温めてから油を入れて油返しをするという記事が見つかりました。

うっすら煙が出るまで、または水を入れてみてコロコロ転がるようになれば油を入れてOKとのこと。

 

私は卵焼きを火にかけてわりとすぐに油を入れてしまいました。次回はしっかり熱してから油返しをしてみます。

KING無水鍋は使いやすくて美味しく料理できておすすめ!(2)

愛用している無水鍋。今回はどんな風に使っているか書いていきます。

 

使っているのはKING無水鍋20cmです。

 

 

くっつかないの?使うときのコツ

この無水鍋は塗装もない、シンプルなアルミの鍋です。使い方を知らないと食材がくっつきます。

正しく使えばくっつきません。

実際に料理に使いながら説明します。

今日は無水鍋で豚肉とキャベツの炒め物を作ります。

 

予熱が大事

使い方のコツは予熱をしっかりすること。

鍋を中火にかけて2〜3分、手につけた水を鍋に振り入れて温度をみます。

 

ジューっとなったらまだ温まりきっていません。まだ食材を入れてはいけません。さらに温めます。

 

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写真だとわかりにくいですが、今度は水が玉になってコロコロ転がります。鍋が水を弾いているよう。これが予熱完了の合図です。

ここまで温まったら食材を入れて大丈夫です。

 

動かしてはいけない

油を入れて全体になじませ、豚肉を投入します。ジューっといい音。

ここで動かそうとしてみますが、くっついて動きません。焦らずに。

しばらく放置して、肉の表面が焼き固まると剥がれるようになります。こんがり焼き目がつくまでいじらずに我慢します。

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焼き目がついた頃にひっくり返します。

多少こびりついてますが気にしない。

裏側もこんがり焼けるまでいじらずに待ちます。

 

肉に焼き色がついてだいたい火が通ったら、味付けの調味料を投入します。

今日はにんにくと醤油とみりんと酒。

 

さらにキャベツを投入。肉と調味料とキャベツを絡めます。絡んだら蓋をして数分、蒸気が出てくるまで待ちます。

蓋をして加熱することで、キャベツが無水調理されます。

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歯応えを残したいので、蒸気が出てきたらすぐに蓋を開けました。キャベツが蒸されて柔らかくなっています。

調味料が鍋底で焦げ付いてますが、キャベツの水分でふやけているので全体をかき混ぜると焦げがとれてきます。

無水調理で春キャベツが甘く仕上がりました。

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料理を取り出すとこんな感じ。汚れが乾かないうちに洗います。

蓄熱性が良くいつまでも熱いので、料理後に蓋を開けて放っておくと、熱で水分がどんどん飛んで汚れが乾いてしまいます。すぐに洗ってしまいましょう。
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さらっと水で流しただけでこれだけ汚れが落ちます。野菜の水分で汚れがふやけているからです。

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洗剤をつけたスポンジで軽く擦れば
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焦げ付きもなく簡単にスッキリきれいになります。

 

KING無水鍋使い方のコツまとめ

この無水鍋は、使い方を知らないで使うとかなりくっつくと思います。

使い方のコツは簡単です。

  • 水がコロコロするまでじっくり予熱する
  • 肉を入れたらすぐに動かさない

この2点を守るだけでくっつかなくなります。

 

それでも多少はこびりついてしまいます。しかし蓋をして調理すると、食材から出た水分でこびりつきがふやけて簡単に落ちるようになります。

 

もし焦げ付いてしまっても、お湯でふやかしてタワシやスポンジでゴシゴシすれば落とせます。塗装が何もないので、思う存分ゴシゴシして大丈夫です。

 

KING無水鍋のデメリット

持ち手まで全部アルミでできているので、持ち手が激熱になります。素手で触るとやけどします。蓋を開けるにも、鍋を動かすにも鍋つかみが必須です。

ちょっと味見〜の時にもいちいち鍋つかみを持たないといけないのは面倒くさいです。鍋つかみがいらない鍋をたまに使うと楽だな〜と感じます。

 

それでもメリットの方が大きい

いちいち鍋つかみが必要なのは面倒くさいです。でも、その面倒くささがどうでもよくなるくらいに使いやすい鍋です。

取っ手一体型ゆえに、シンプルな形状で洗いやすく丈夫です。汚れも落ちやすく、水切れもよく、軽くて塗装に気を使う心配もなく、ストレスなく洗うことができます。

 

そして何よりも料理が美味しく仕上がります。

葉野菜は歯応えを残したまま色鮮やかに。

根菜は芯まで柔らかく旨味を引き出し、

芋や南瓜はほっくりあまーく仕上がります。

 

使いやすくて美味しくなる、KING無水鍋は毎日使いたくなる鍋です。

 

無水鍋にはこの鍋つかみがぴったり

この鍋つかみを愛用しています。

 

ガス器具メーカー「リンナイ」のオリジナルです。

指先だけ入れれば良いので調理中にサッと使えます。無水鍋での調理中は頻繁に鍋つかみを使うので、手を全部入れるタイプだと面倒くさくてやってられないです。

小さいので置いていても邪魔にならず、断熱素材で高温の鍋でも安心して使える設計です。

 

リンナイのオンラインショップで鍋つかみもKING無水鍋も取り扱っているのでまとめて買うこともできますが、無水鍋は他のショップより割高なお値段設定にになってますね。

 

無水鍋のサイズ

KING無水鍋のサイズは3種類あります。

  • 18cm
  • 20cm
  • 24cm

私は20cmのものを使っています。

買う時にサイズも悩みました。実際に使ってみて、夫婦2人暮らしの私は20cmでちょうど良かったです。

2人分のおかずを作るのにぴったりサイズで、市販のカレールー半箱分(カレー4皿分くらい)がちょうど入る容量です。

 

まとめておかずを作りたい時、もっと容量欲しいな、24cmも欲しいな、と考えたこともあります。

しかし20cmは軽くてコンパクトでシンクで洗いやすく使い勝手が良いので、大きいサイズを買っても結局20cmばかり使いそうです。

 

4人以上の家族だったら24cmがちょうど良さそうです。私も家族の人数が増えたなら24cmを追加購入したいです。

サイズ違いで購入したくなるくらい、KING無水鍋は使いやすくて美味しく料理できます。

KING無水鍋は使いやすくて美味しく料理できておすすめ!(1)

愛用の調理道具を紹介します。

KING無水鍋です。

KING?ってなりますよね。

「株式会社 HALムスイ」さんが作っている無水鍋のKINGシリーズです。

直径20cmのものを買いました。

 

 

 

日々の料理で愛用しています。

どんな風に使っているのか書いていきます。買おうか悩んでいる方の後押しになったら幸いです。

 

 

無水鍋とは?他の鍋との違い

無水鍋とはそのまま、水が無くても調理できる鍋です。密閉性の高い鍋で水蒸気を逃さず、野菜から出てきた水分を利用して調理します。

余計な水分を足さないので、味が薄まらず、素材のおいしさがぐんっと引き出されます。

 

とはいえ水分が少ない野菜を無水で茹でたりするときは、うまく素材の水分が出てこられないので、「呼び水」として少しの水を入れたりします。

少しの水で茹でられるので、お湯を沸かす手間もなく、栄養と味を水に流しません。

 

肉じゃがのように醤油やみりんを入れる料理は、野菜と調味料の水分だけで作れます。ほっくりじゃがいもの甘みが引き出された肉じゃがになります。

 

密閉性、そして保温力の高さが普通の鍋との大きな違いです。

 

圧力鍋との違いは?

無水鍋はよく圧力鍋と比較されます。

どちらも密閉性と保温力が特徴ですから、圧力鍋があれば無水鍋はいらないかな、と私も悩みました。

 

結果、圧力鍋も無水鍋も両方買ってよかったです。

 

圧力鍋はぎゅーーっと圧力をかけますから、素材を柔らかくする力がすごいです。

イメージとしては、野菜の細胞を壊して柔らかく、うまみをとろけ出させる。そんな感じ。

玄米を炊いたり、ポトフや具沢山スープを作るのに愛用しています。

 

対して無水鍋はゆっくりじわじわ加熱します。

野菜の形や色味食感を残したまま、うまみを引き出す。そんな感じ。

圧力鍋でカレーを作ると、にんじんやじゃがいもが柔らかくなりすぎてぐずぐずになってしまいます。

無水鍋なら、ほっくり柔らかいけどしっかり具材が主張するカレーに仕上がります。

 

カレーやスープを作るとき、水分に野菜の旨みが溶け出しますよね?

圧力鍋:水分に野菜のうまみがとろけ出す

無水鍋:野菜自体に野菜のうまみが多く留まる

こんな違いを感じます。

スープを味わいたい時は圧力鍋、素材を味わいたい時は無水鍋と使い分けています。

 

 

鋳鉄ホーロー鍋は選ばなかった

KING無水鍋の他にも無水鍋はたくさんあります。

代表的なものが「ストウブ」「バーミキュラ」「ル・クルーゼ」など。どれも鋳鉄のホーロー鍋です。カラフルでかわいくて持ってるだけでお料理上手になれそうです。

 

鋳鉄ホーロー鍋はかわいいけれど、分厚い鉄でできているので重いです。

直径20cmのストウブだと重さは3.6kgあります。この重さで密閉性と蓄熱性を上げて料理をおいしく仕上げるのですが、重すぎて毎日使うには億劫になりそうです。

 

ホーローの鍋は鉄の表面にガラス質を焼き付けてあり、におい移りもなく、そのまま料理を入れておけるのが魅力です。

しかしガラス質なので、衝撃を受けるとヒビが入ったり欠けたりしてしまいます。私は不器用なので、鍋をどこかにぶつける可能性大です。ヒビが入ってもそのまま使っていいみたいですが、料理にガラスのかけらが入るかも…と不安です。

 

KING無水鍋を選んだ理由

1.見た目

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見てくださいこの無骨な機能美。ホーロー鍋のようなかわいさはありませんが、シンプルで無駄なものが一切なくかっこいいです。

 

2.軽い

蓋も本体も全面アルミで作られていて軽いです。私が買った直径20cmの鍋で1.59kg。鋳鉄ホーロー鍋の半分以下の重さです。厚みがあるので多少はずっしりしますが、取り出す時も、シンクで洗う時も全く苦にならない重さです。

 

3.丈夫

全面アルミで丈夫、半永久的に使えます。

塗装もないので、焦げ付いたらタワシでゴシゴシしてOK。不器用な私が鍋を落としたとしても、びくともしません。

取っ手もアルミの一体型なので、取っ手だけ壊れて使えない!ということもありません。

 

4.手入れが楽

シンプルな形は汚れが溜まりにくく、使うたびにさささっと洗うだけできれいな状態をキープできます。細かな傷や着色はつきますが、使い込むほどに自分だけの鍋になっていきます。

 

5.性能がいい

アルミは熱伝導がよく、すぐ温まります。厚みがあるので蓄熱性もあり、余熱でじっくり火を通すことができます。

精巧な作りで蓋と本体がしっかり噛み合い、軽い蓋でも密閉性が高いです。

 

6.蓋も使える

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蓋も単体でフライパンとして使えます。

正直、浅くて狭くて食材が全然入らないので蓋単体で使うことはほとんど無いです。ですが小ささを生かして、スパニッシュオムレツを作る時や、タルトの型としてたまに使っています。

オーブンやトースターにも放り込めます。

 

7.IH対応

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本体の裏に鉄が溶射してあります。

アルミの鍋は本来IHには使えません。KING無水鍋は全面アルミですが、裏に鉄を溶射することでIHでも使えるようになっています。(蓋はIH非対応です。)

 

我が家は現在ガス火ですが、今後引越し先がIHキッチンという可能性もあるのでIHでも使えるのは安心です。

 

※注意

無水鍋は、以前は裏まで全部アルミで、IH非対応でした。時代の流れに合わせてIHで使えるように改良したそうです。

「KING無水鍋」という名前で販売されているものがIH対応の鍋です。

無水鍋」とだけ書いてある鍋は古いタイプでIH非対応の可能性が高いので、説明文をよく読んでから購入してください。

裏側以外、見た目が同じなので気をつけてください。

良いところを羅列してしまいましたが、とにかくシンプルで軽くて丈夫なところに惹かれて、私はKING無水鍋を選びました。

買って後悔無し、使いやすくて日々愛用しています。

 

次回からは使い方のコツや、実際にどんな料理に使っているのか書いていきます。

 

油ならし 銅の卵焼き器を使いこなす(2)

銅の卵焼き器を買って2週間ほどたちました。しかし使いこなせていません。

初日に作った卵焼きはつるつるくるくる上手に焼けたのに、現在出汁巻きを焼こうとすると恐ろしくくっつきます。

 

私が買ったのは、料理道具専門店飯田屋さんオリジナルの純銅製玉子焼器です。錫引きされていないタイプのものです。

 

憧れの銅の卵焼き器、使いこなせるようになりたくて毎日試行錯誤しています。

あまりにもくっつくので、今日は初心に返って油ならしをもう一度やってみます。

 

油ならしのやり方

油ならしには決まった方法はないのですが、こちらが主流のやり方です。

 

  1. 卵焼き器の7分目まで油を注ぐ。
  2. 弱火にかけて油を温める。
  3. 油の表面がゆらゆらするくらいの温度で4〜5分煮立たせる。
  4. 火を消し、冷めたら油を捨てる。

 

 

2週間前の卵焼き器使い始めの日、私はもっと念入りな方法で油ならしをしました。そして初日の卵焼きは感動の焼き心地!だったので今回も以下の方法でやってみます。

 

  1. 卵焼き器の3分目くらいまで油を注ぐ。
  2. 火をつける前に数時間放置して油をなじませる。(今回は4時間放置しました)
  3. 弱火にかけて油を温める。
  4. 油の表面がゆらゆらするくらいの温度で4〜5分煮立たせる。
  5. 冷めるまで待つ。
  6. 弱火にかける、煮る、冷ますをあと2回繰り返す。
  7. 冷めたら油を捨てる。

 

煮る作業を念入りに3回やります。

油の量が3分目までなのは油がもったいないからです。ヘリにも満遍なく油をなじませたいので、煮る時にキッチンペーパーを使って内側全体に塗り込んでいきます。

 

油ならし開始

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油を注いで4時間放置したら

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弱火にかける

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キッチンペーパーを使って内側の隅々まで油をぬりぬり。

油をこぼさないよう気をつけてください。卵焼き器から目を離さないように!

4〜5分経ったら火を消して冷めるまで放置。

 

弱火にかける→キッチンペーパーで塗り込みながら4〜5分煮るをあと2回繰り返します。

 

冷めたら油を捨てます。

油ならしに使った油には不純物が浮いているので捨てたほうがいいそうです。

 

ですが今回は2回目の油ならしです。汚くはないでしょう。結構な油の量でもったいないので容器に入れてとっておきます。

卵焼きを焼く前の油返しに使おうと思います。

 

油ならしが終わった卵焼き器がこちら。

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油に浸かっていた部分だけ色が変わっています。もったいないけど7分目まで油を入れた方がいいのかもしれませんね。

銅の卵焼き器は使っているうちにどんどん色が変わります。使うたびに色や模様が変わっていくんです。

 

卵焼きを焼く

油ならしが終わった卵焼き器で卵焼きを焼いてみます。初めての油ならしの時もでしたが、きれいに焼けるか、きちんと油ならしできているのかドキドキします。

 

出汁を入れない普通の卵焼きを焼きます。

水分が多いとくっつきやすいので、油が馴染むまでは出汁巻き禁止にします。

砂糖は焦げやすいということで、砂糖も控えめに。

 

  • 卵 3個
  • 砂糖 小さじ1
  • 醤油 小さじ1

この分量で焼いてみます。

 

油を捨てた卵焼きは油べったりなので、キッチンペーパーで軽く拭いて油を少し減らします。

それでも結構油が付いています。

 

中火にかけて温めます。

箸に付いた卵液を卵焼き器につけてみて、ジュッとなったらOK。卵液の1/3量を流し込みます。

ジュワーっといい音。

 

半熟になったら巻いていきます。

くっつくのか!?剥がれるのか!?緊張します。

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剥がれた〜!つるんつるんのくるんくるん。

見てください、このつるつる具合。巻いてる途中にすべって移動しちゃいました。

簡単にあれよあれよと巻き上がっていきます。

 

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焼き上がり。きれい!

ふんわり焦げなく焼き上がりました!

 

食べてみる

きれいに焼けて、食感はふわふわいい感じでした。

しかし味は油っぽかったです。油ならしで使った油なので酸化して油くさかったせいかもしれません。

油の量は多かったのですが、くっつかないためにはあれくらい必要と思われます。

油が馴染めば油の量を減らせるそうです。

 

2回目の油ならしをやってみて思いました。今までくっついてしまっていたのは、油が少なすぎたせいではないかと。

今までは小さじ1くらいの油をキッチンペーパーでのばしていました。

次回からは、焼く前に「油返し」をやるようにしてみます。油たっぷりです。

 

そして味付けは砂糖が少なくて物足りず。

明日は

  • 卵 3個
  • 砂糖 小さじ2
  • 醤油 小さじ1

この分量で焼いてみます。

 

油ならし評価

油ならし後、つるつるきれいに卵を巻けました。油ならしは成功です!

今後この巻きやすい状態を、いかにキープしていくかが課題です。油をしっかり馴染ませるため、今までやってこなかった油返しを取り入れてみます。

つるつる巻けて、黄色くて、油っぽくない、ふんわり甘い卵焼きを目指して試行錯誤は続きます。